ご主人様の仰せの通り!【短編】
暴れまわる馬にどう対処していいかわからない
馬が大きく急カーブすると、私の体は宙に浮いた
なっ…ここで死ぬとかありえないしーーーー!!!
ドサッ
・・・・・・・・・・
あれっ…?まったく痛くない?
私はソーッと目を開けた
顔にも体もどこも痛くない…
おかしいな…馬に振り落とされたような…
奇跡…
「っ…おい…」
じゃなかった…
そういえば、誰かに抱えられてるような気が…
それにいまだ暴れまわってる馬には誰も乗っていない
ましゃか…
ソーッと後ろを振り向くとかなり怒っている司様の姿…
「重い、どけっ」
「は、はいっ!!」
私はすぐに司様の上から離れた