ご主人様の仰せの通り!【短編】
話がようわからない…
「確かに1億円で預けるって言われて、桜子を預けたけど、売ったなんて誰も言ってない」
「…それってあんま変わんないじゃん…」
フォローになってねぇよ
どうせ私なんてお金より大切じゃないんだわ
「それが、3年だけその理事長の息子の世話をしろというのが条件なんだ」
「へっ…?」
3年…?お世話…?どういうこと…?
「まぁ、とにかく明日ここへ荷物をまとめて行きなさい」
差し出されたのは行き先が書かれてある地図
結局強制的に行くのね…
はぁ…不幸な私
でも、こんな貧乏大家族の長女に生まれたのが運のつき
わかったわよ!!どこにでも売られてやるわ!!