最期の雨
1 空に誓った気持ち




「優弥!!いい加減起きなさい!!今日から学校でしょ!?」
「……休む…」
「バカ言うんじゃありません!!今日から2学期の始まりでしょ!?休まないで行きなさい!!」
「具合…悪い…」
「嘘ついて。もう好きにしなさい!!」




嘘なんかじゃない。
ホントに具合悪い。
マジで気持ち悪い。

吐きそうなくらい、具合が悪い。

好きにしろ…?
休んでもいいのか。

オレは携帯をカバンから取り出して学校にかける。
「2年7組の、相葉優弥です。具合悪いんで学校休みます。そんじゃ」

といって電話を切った。
布団にこもって、目を瞑る。
視界が真っ暗になる。

はじめは温かかったが、徐々に暑くなっていった。
オレはタオルケットを一枚だけかけて寝た。
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