危険なカラダ。

お風呂から上がっても
憂うつな気持ち…。

「せめて思いださなきゃ…」


あの指輪…
返してもらわなきゃ。



アタシとあの人が
繋がれる唯一の
大切なモノ。


考えていると、突然音楽が鳴るのが聞こえてきた。

「…電話?
………もしもし?」



「あ!奈津子?」

「結衣?!」

「あ、ちょっと彼氏の
携帯からかけてるんだけどね」


なんだ。
だから知らない
番号だったんだ。


びっくりしちゃった。



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