危険なカラダ。
「おはようございます」
たくさんの生徒からのあいさつは
アタシを実感させる。
アタシ
教師なんだ、って。
おはよう。
挨拶してくれるたくさんの生徒に
笑顔で返す。
やっぱり、
挨拶って気持ちいい。
「なっちセンセイおはよ~」
明るい声が聞こえた方向を
見ると竜が笑顔で挨拶してきた。
「おはよう、高木君」
「え?俺の名前知ってるの?」
「え?あはは。知ってるよ?
覚えたよ、名前と顔もね!」
「マジで?めっちゃ嬉しいし!」
やっぱり、アタシから見たら
高校生はこども。
かわいいなぁ。