危険なカラダ。
アタシには1年付き合ってた彼氏がいた。
大学3年の時、友達の紹介で付き合った裕也。
アタシのすべてを理解してくれて、愛してくれて…
幸せだった…
大好きだった。
…誰よりも、愛してた。
でも違った。
幸せだと思っていたことも、今までの時間も。
別れなんてこないと思ってたのに。
裕也はアタシのほかに本命の彼女がいて。
アタシは二番目。
別れの理由もベタのような漫画の世界。
「子どもができたんだ」
今でも思い出したくない。
あの日の夜。
電話やメールを避けていることに気づいていたアタシは現実逃避していたから。
―別れよう
久しぶりに会えた好きな人から告げられたこの言葉。