~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王
「え、えっと、七秒が限度、じゃないかな……」

「十分よ。アカネ」

「?」

 そして今度は茜を。

「御柳には茜の妖術は何秒ぐらい通じる?」

「え? う~ん、三、四秒がいいところかなぁ」

「合わせて十秒くらいってところね。わかったわ」

 藍奈は頷き、手に持った杖の先端を見つめた。

「これから言うことをよく聞いて」
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