~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王
「シオン!」
藍奈の声と同時に紫音が一歩前に出て箒をかざす。
「春には日が昇り、夏には風を呼び、秋には命を育み、冬には去りて行く」
紫音の口から早口に呪文(スペル)がつむがれる。
前方から風の刃が滑るようにこちら側へ向かってきた。
「風よ、大地よ、太陽よ、汝我とともにあり、我とともに行く、されば我に従え!」
そして、箒を一気に前に突き出した。
風の刃が紫音たちを襲う寸前で箒の先から風の壁が生まれ、いくつもやってくる風の刃を弾き飛ばした。
藍奈の声と同時に紫音が一歩前に出て箒をかざす。
「春には日が昇り、夏には風を呼び、秋には命を育み、冬には去りて行く」
紫音の口から早口に呪文(スペル)がつむがれる。
前方から風の刃が滑るようにこちら側へ向かってきた。
「風よ、大地よ、太陽よ、汝我とともにあり、我とともに行く、されば我に従え!」
そして、箒を一気に前に突き出した。
風の刃が紫音たちを襲う寸前で箒の先から風の壁が生まれ、いくつもやってくる風の刃を弾き飛ばした。