~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王
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入り口の前には、すでに予想通りの三人が待っていた。
やる気、というかむしろ生気さえ感じられない死んだようなとび色の目をどんよりと輝かせ、枯れ草色のボサボサの髪をガシガシと乱暴に掻く外国人の男の名は、カーキー・フラットマン。カバラ魔術師である彼は、麟紅たちが所属する魔法使いの何でも屋<黄昏の翼>のリーダーである。
その隣に立つ、茶色のショートカットの女性が諸波朽葉(もろなみくちは)。カーキーとは打って変わってとても温和な目をした彼女は、普通想像もしないだろうが、忍者、いわゆるくの一である。
そして、その後ろで憤然と腕を組んで立っている頭にバンダナを巻いた大柄な男は、弁財天璃寛(べんざいてんりかん)。言うまでもないが、先ほどの紫音の級友、檸檬の兄である。
入り口の前には、すでに予想通りの三人が待っていた。
やる気、というかむしろ生気さえ感じられない死んだようなとび色の目をどんよりと輝かせ、枯れ草色のボサボサの髪をガシガシと乱暴に掻く外国人の男の名は、カーキー・フラットマン。カバラ魔術師である彼は、麟紅たちが所属する魔法使いの何でも屋<黄昏の翼>のリーダーである。
その隣に立つ、茶色のショートカットの女性が諸波朽葉(もろなみくちは)。カーキーとは打って変わってとても温和な目をした彼女は、普通想像もしないだろうが、忍者、いわゆるくの一である。
そして、その後ろで憤然と腕を組んで立っている頭にバンダナを巻いた大柄な男は、弁財天璃寛(べんざいてんりかん)。言うまでもないが、先ほどの紫音の級友、檸檬の兄である。