~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王
「あんた!! クチハは!?」
杖を突き出し、敵意丸出しで叫ぶ。しかし焔崎は慌てるでもなく御柳に近づき、その肩を取る。
「心配しなさんな。あの娘っ子は無事だ。それと、“戦車”は敗れた。勝ったのは御冠神楽麟紅だ」
「えっ?」
あまりに突然だったので、藍奈は返答が遅れてしまった。
「フラットマンのガキに言っといてくれ」
後ろ向きに焔崎が言った。
「今度会うときは容赦しねえってよ」
そして、風のように、焔崎は消えてしまった。
藍奈と、それと遅れてやってきた茜、紫音、檸檬は呆然とそれを見送っていた。
杖を突き出し、敵意丸出しで叫ぶ。しかし焔崎は慌てるでもなく御柳に近づき、その肩を取る。
「心配しなさんな。あの娘っ子は無事だ。それと、“戦車”は敗れた。勝ったのは御冠神楽麟紅だ」
「えっ?」
あまりに突然だったので、藍奈は返答が遅れてしまった。
「フラットマンのガキに言っといてくれ」
後ろ向きに焔崎が言った。
「今度会うときは容赦しねえってよ」
そして、風のように、焔崎は消えてしまった。
藍奈と、それと遅れてやってきた茜、紫音、檸檬は呆然とそれを見送っていた。