~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王
「あんまりストレートな言い方は好きじゃないんじゃがの」
学園長はため息をつき、首を横に振った。
「こればかりはゆっくりとのんびり話せるほど簡単なことじゃないんでの、結論から言うぞ」
ゴクリ、と唾を飲み込んだ。少し、喉が渇いてきたのかもしれない。
「君の帝の竜を狙って……、<黄金の暁(あかつき)>が動き出した」
「<黄金の暁>……?」
「そうじゃ」
静かな面持ちで、学園長は頷いた。しかしそんな重大そうな顔をされても、魔法使い歴一ヶ月あるかないかの麟紅からしてみれば何がいったい大変なのかわからない。
すると、横から声が割り込んできた。
「<黄金の暁>……だと……?」
ふと見ると、カーキーが立ち上がって歯噛みをしていた。
学園長はため息をつき、首を横に振った。
「こればかりはゆっくりとのんびり話せるほど簡単なことじゃないんでの、結論から言うぞ」
ゴクリ、と唾を飲み込んだ。少し、喉が渇いてきたのかもしれない。
「君の帝の竜を狙って……、<黄金の暁(あかつき)>が動き出した」
「<黄金の暁>……?」
「そうじゃ」
静かな面持ちで、学園長は頷いた。しかしそんな重大そうな顔をされても、魔法使い歴一ヶ月あるかないかの麟紅からしてみれば何がいったい大変なのかわからない。
すると、横から声が割り込んできた。
「<黄金の暁>……だと……?」
ふと見ると、カーキーが立ち上がって歯噛みをしていた。