~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王
「“恋人”から伝言だ。『“悪魔(デヴィル)”より、“法皇(ハイエロファント)”との接触(コンタクト)に成功。これより交渉(コンサルテイション)に入る』だとよ」
話を聞き終わらないうちから、煽烙の顔は悦楽に歪んでいた。
「そうですか……それはそれは……まぁ、あとは“悪魔”に頼むのみ、ですか」
「あぁ、だが、他はどうすんだ? “法皇”一人じゃあるまいし」
「大丈夫ですよ」
煽烙は、口の端を釣り上げた。
「“運命の輪(ホイールオブフォーチュン)”がものの三日で探し出してくれたそうですよ。こちらは即決でオーケーでしたけどね」
「フフ、“運命の輪”、か。あいつはいったい何者なんだ?」
「さぁ? それも時が解決してくれるんじゃないですか?」
「そうかもな」
“戦車”は微笑し、そして沈黙した。
話を聞き終わらないうちから、煽烙の顔は悦楽に歪んでいた。
「そうですか……それはそれは……まぁ、あとは“悪魔”に頼むのみ、ですか」
「あぁ、だが、他はどうすんだ? “法皇”一人じゃあるまいし」
「大丈夫ですよ」
煽烙は、口の端を釣り上げた。
「“運命の輪(ホイールオブフォーチュン)”がものの三日で探し出してくれたそうですよ。こちらは即決でオーケーでしたけどね」
「フフ、“運命の輪”、か。あいつはいったい何者なんだ?」
「さぁ? それも時が解決してくれるんじゃないですか?」
「そうかもな」
“戦車”は微笑し、そして沈黙した。