~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王
「り、麟紅くん……!」
「黙ってろっつたろーが!!」
慌てて駆け寄ろうとした茜さえも、激しく睨みつけ、近寄らせない。
麟紅は近所迷惑になっているだろうことを考えて、呼吸を落ち着かせた。そして、声を落ち着かせ、ゆっくりと言葉をつむいだ。
「別に俺はお前についてくんなって言ってるわけじゃねぇよ。ただな、半端な気持ちで戦いに望もうなんざ、バカがやることだっつってんだよ」
呆然とする藍奈に近づき、腕を取って立ち上がらせる。
「負けていいじゃねぇか。わたしはウェールズなんたらの優等生(エリート)だ? そんなの単なる肩書きだ。肩書きは戦いはしねぇよ。戦うのは自分(テメェ)自身だ」
「黙ってろっつたろーが!!」
慌てて駆け寄ろうとした茜さえも、激しく睨みつけ、近寄らせない。
麟紅は近所迷惑になっているだろうことを考えて、呼吸を落ち着かせた。そして、声を落ち着かせ、ゆっくりと言葉をつむいだ。
「別に俺はお前についてくんなって言ってるわけじゃねぇよ。ただな、半端な気持ちで戦いに望もうなんざ、バカがやることだっつってんだよ」
呆然とする藍奈に近づき、腕を取って立ち上がらせる。
「負けていいじゃねぇか。わたしはウェールズなんたらの優等生(エリート)だ? そんなの単なる肩書きだ。肩書きは戦いはしねぇよ。戦うのは自分(テメェ)自身だ」