~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王
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少年の名は、御冠神楽麟紅(みさかぐらりんく)。御冠神楽、が名字で、麟紅が名前である。漫画のようなふざけた名前だが、戸籍にも登録してある歴(れっき)とした本名である。もちろん、少年自身はこの長い名前にコンプレックスを抱いている。例えば試験において、名前の総画数が多いため他人より解き始めが遅くなってしまう、など。
少年の、黄水晶(シトリンカラー)の瞳は、もちろん普通の瞳ではない。
予知眼、という、その名の通り未来を予知することの出来る瞳。言うまでもなく、常識の通用しない力、異能の力。すなわちそれは、魔法。予知眼は、魔法を知るものでさえその存在を知るものは少ない、現代では見ることも稀な、希少な力である。
この現代に魔法が存在すること、そのことでさえ、少年麟紅が知ったのはつい最近の事である。それまでまったく魔法などと接点のなかった麟紅は、とある事がきっかけで、どっぷりと魔法の世界に浸かることになった。
少年の名は、御冠神楽麟紅(みさかぐらりんく)。御冠神楽、が名字で、麟紅が名前である。漫画のようなふざけた名前だが、戸籍にも登録してある歴(れっき)とした本名である。もちろん、少年自身はこの長い名前にコンプレックスを抱いている。例えば試験において、名前の総画数が多いため他人より解き始めが遅くなってしまう、など。
少年の、黄水晶(シトリンカラー)の瞳は、もちろん普通の瞳ではない。
予知眼、という、その名の通り未来を予知することの出来る瞳。言うまでもなく、常識の通用しない力、異能の力。すなわちそれは、魔法。予知眼は、魔法を知るものでさえその存在を知るものは少ない、現代では見ることも稀な、希少な力である。
この現代に魔法が存在すること、そのことでさえ、少年麟紅が知ったのはつい最近の事である。それまでまったく魔法などと接点のなかった麟紅は、とある事がきっかけで、どっぷりと魔法の世界に浸かることになった。