鬼 鴉【総集編】


「コレ以上、手伝う義理も無い……」


きっぱりと関係を断ち切りながらも、余韻を残すように呟く。


「まぁ、アンタらが仲間になるのなら、別だけどネェ?」


「世話になったな」


間髪入れずに、闘兵衛が否定すると、ジェノスは少し芝居がかった態度で肩を落とし、溜息を漏らす。



(……ジェノス……)



そんなやり取りを見つめながら、桃華は先の内容を思い出していた。


< 1,059 / 1,582 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop