鬼 鴉【総集編】


「……或いは、私と戦う前なら、貴方でも勝てたかもしれません」


閃いたかのように、言葉の掛け合わせを紅拳は行っていく。


「もっとも……、日本で貴方が先に戦っていなければ、私は負けなかったでしょう」


「……」


謎掛けのような齎される紅拳の台詞に、黒鬼は、ただ言葉を飲み込む。



進化―



戦いを重ねていく事に、闘兵衛は成長を続けている。

紅拳はそう、語っているのだった。



< 1,151 / 1,582 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop