鬼 鴉【総集編】



「鬼よ、死んだか?」



「「っ!!??」」



不意に発っせられた言葉に、全員が振り向く。


ヒトの気配などなかったハズ、闘兵衛すら気付かなかった。


もちろん、誰ひとり気付かずにいたその人物を、全員が見る。


ボロボロの外套を頭から羽織るその人物は、まるで闇―


その場に集まった濃厚な殺意が、実体化したかのような存在感であった。


< 1,377 / 1,582 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop