鬼 鴉【総集編】


桃華は緊張感を持ったまま鴉と相対しており、太刀を掴むその手に、汗が滲む。


鴉は距離をとったまま、仕掛けて来ない。


今は、ソレが幸いだといえたが、安心は出来なかった。


皐月の容態も気になる所だが、闘兵衛と銃佐ェ門に任せておけば、イイだろう。


それを護る事が、自分の役目であると、桃華は思っている。



「……バカなっ!?」



銃佐ェ門の怒鳴り声が、後方で響いた。


< 1,397 / 1,582 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop