鬼 鴉【総集編】


「皐月の出血が、激しすぎる……。ヤツは俺が引き受けるから、船までの道程を護衛してくれ」


闘兵衛は表情を和らげると、懇願するような口調で呟く。



「まさか……、貴方独りでっ……!?」



明らかに鴉は、尋常ではない相手である。


自分の身を犠牲にして、闘兵衛は銃佐ェ門らを逃がすのでは、と、桃華は慌てて声を荒げた。


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