鬼 鴉【総集編】


「……っ!?その太刀はっ!!?」


闘兵衛は大太刀を構える皐月を見て、その太刀に見覚えを感じ取る。

激しく反応する記憶は、心臓の鼓動を高く波打たせていた。



「その太刀は……、緒方さんの……」


「緒方様とは主従の関係です……」


闘兵衛は過去の対決を思い出し、苦悶の表情で呟く。

犯してしまった、過ち。

拭いきれない、鬼鴉との戦いによる悲劇。


皐月の返答は、剣山との関係者を物語っていた。


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