鬼 鴉【総集編】
「良く、お似合いです。ソレが、貴女……。と、いう事ですね?」
ロインも同じように微笑むと、闘華としての姿を認めて褒めたたえる。
「ハイ」
闘華は静かに頷き言葉を返すと、ロインと視線を交わらす。
「これから……、どうするのでしょうか?」
ロインの蒼い瞳に吸い込まれそうになりながら、闘華は質問していた。
「……鬼人様より、鬼鴉の幹部らを紹介せよ。と言われましたので、これから顔見せも兼ねての、洞窟内を案内させていただきます」
ロインは、手短に簡潔に問いに答え、一礼する。
「お願いします……」
業務的な言葉に、闘華は緊張した面持ちで返答するのだった。