鬼 鴉【総集編】


異様な空気が、医務室を満たす。


「……こちらは、鬼人様の妹君の……」


「闘華殿、ですね?」


ロインは今までと同じく闘華の事を説明しようとしたのだが、紅拳の言葉によって遮られた。



「「!?」」



ロインと闘華は顔を見合わせて、驚く。



「そんなに驚く事では、無いと思いますよ……?船の中で名前を聞きましたので、ね?」


紅拳は、ロインと闘華に笑みを浮かべながら、声を掛けた。


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