鬼 鴉【総集編】

「……紙洲の親分は?」


話題を変えるように、平常心を保ちつつ闘兵衛は問い掛ける。



「衛藤屋の大旦那に呼ばれている、らしい……」


桃太郎は何処で仕入れたか分からない情報を、答えとして出した。



「衛藤屋……」



闘兵衛は聞き馴染みのない言葉を、呟く。


鬼鴉に関係のない出来事に、闘兵衛は興味を抱かず、その場を後にするのだった。



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