鬼 鴉【総集編】


「皐月。お前、闘兵衛の強さを……、知っていたのか?」


銃佐ェ門は隣に立っていた皐月に、声を掛け質問する。

余程、胆を冷やしたのだろうか、銃佐ェ門は顔を引き攣らせていた。


「……ハイ」


皐月は神妙に頷き答えると、さらに口を開く。


「あの人は、一瞬で5人からなる侍を叩きのめした……。と、聞いておりますし、その闘い振りも見た事があります」


闘兵衛の評価を報告するように、冷静かつ淡々と皐月は説明した。


< 524 / 1,582 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop