鬼 鴉【総集編】
「行き着く先は、決まっているようだな?それなら、急ぐに越した事はないゼ?」
闘兵衛は立ち上がりながら、禁に催促の言葉を投げ掛ける。
「我々の教団を、救って下さるのですか?」
トゥルウは禁と闘兵衛の会話から事態を把握できずに、不安そうな表情を浮かべ、口を開く。
「乗り掛かった船だし、なぁ……?どっちにしろ殺り合う予定だし、早いか遅いかの問題だから、ついで……、だな?」
禁は少し悩みながらも、曖昧に答えていた。