鬼 鴉【総集編】
「立ち塞がる者は、全て斬り伏せます。……構いませんね?」
さらに皐月は、ルソウに問い掛ける。
感情の篭っていないその台詞は、妙な恐怖を生み出す。
「殺るしか、ねぇよな?俺も、銃を解禁させてもらうゼ?」
銃佐ェ門は火繩銃を握り締めると、呟いた。
「「……」」
返事は、無い。
ジェノスに皐月、ルソウは興味なさ気に銃佐ェ門から視線を外す。
「……アレ?」
全員に無視されたに近い銃佐ェ門は、疑問の言葉を漏らすのであった。