鬼 鴉【総集編】
「貴方は、逃げてばかりじゃなぃ……」
「じゃあ、お前はナニをしたんだ?」
逆上するようにトゥルウは、闘兵衛に喰い掛かろうと、声を荒げる。
しかしながら、闘兵衛はその言葉を遮るように、冷静に即答していた。
「立ち向かう、逃げる。……自分で行動した結果がソレなら、それこそが最善なんだろう」
言葉を並べる闘兵衛は、淡々と口を開く。
「ナニもしないヤツに、文句を言われる覚えは、無いゼ?」
「なっ……!?」
闘兵衛の厳しすぎる発言に、トゥルウは返答できなかった。