鬼 鴉【総集編】


「……なっ!?」


「えっ!!??」


禁とトゥルウの口から、驚愕の声が上がる。


禁が眼を綴じたのは、ほんの一瞬であった。


闘兵衛によって脇に抱えられたトゥルウは、顔面に突風を浴びたかと思うと、瞬間的に禁の位置まで移動している。



全て、闘兵衛の諸行。



「あの銃声……、多分、銃佐だ。お前は、坊主を連れて、アイツらと合流しろ」


闘兵衛は、禁に向かってトゥルウを投げ付けて、淡々と声を発した。


< 699 / 1,582 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop