鬼 鴉【総集編】


紅拳に、もしも、という言葉は必要無い。



完成体。



紅拳を形容する上で、最も相応しい言葉であり、適した言葉であった。


野生の獣でも、自分より強い生物には挑まない。

ソレに近いモノでもある闘兵衛は、正直逃げ出したい衝動にも駆られる。


だが、退けない。



それは、意地であった。



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