鬼 鴉【総集編】


「アタシが戦り合いたくない相手の、1人ネ」


「……そりゃ厄介だナ」


白髪を掻き上げて、しなやかに脚を組み直しながら、ジェノスは紅拳に対する評価を口にする。


そんなジェノスに視線を送りつつも、銃佐ェ門は単なる感想を呟く。


捨て鉢、である。


心神耗弱。銃佐ェ門の心は乱れており、まともな思考は出来なかったのだろう。


憎悪のみが、銃佐ェ門を支配していた。


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