鬼 鴉【総集編】
「……正直、コウケンを倒せる人間がいるとは、思わなかったワ?」
ジェノスは銃佐ェ門の発言を訝しがったが、ほぼ無視した形で、声を発する。
そんな感情論より、現実の問題に興味があった。
闘兵衛の評価、である。
以前、闘兵衛を評して、武器を持たない事は、戦いに於いて効率が悪い。と、ジェノスは判断していた。
考察や推測による評価ではあったが、ソレは一変する。
闘兵衛が紅拳を倒したという実績は、ジェノスににとって深い意味合いを持たせるのだった。