【短編】チョコレートの誘惑
"それは、こっちに配置して。"
"ちがーう!!そこじゃない、もっと下!!"
「んッ…」
一体、ここは…何処?
「いい加減、起きろよ。マネージャー…」
ま、マネージャー?
誰に言ってんだろ。
ヒヤッ
「つ、冷たッ!!!!!」
誰かが、アタシの頬に冷たい物を当てた。
「はあー…やっと起きたか。アホマネージャー。」
え……
この声って、まさかの…
アタシは、恐る恐る後ろを振り返ると…
「薩南 加月ー…!!!!」
やっぱり、アイツだった。
「…はぁ。いちいち大声出すなよ。」
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