【短編】チョコレートの誘惑




"それは、こっちに配置して。"

"ちがーう!!そこじゃない、もっと下!!"





「んッ…」


一体、ここは…何処?




「いい加減、起きろよ。マネージャー…」


ま、マネージャー?
誰に言ってんだろ。






ヒヤッ



「つ、冷たッ!!!!!」

誰かが、アタシの頬に冷たい物を当てた。



「はあー…やっと起きたか。アホマネージャー。」




え……
この声って、まさかの…


アタシは、恐る恐る後ろを振り返ると…



「薩南 加月ー…!!!!」



やっぱり、アイツだった。

「…はぁ。いちいち大声出すなよ。」




.
< 17 / 60 >

この作品をシェア

pagetop