【短編】チョコレートの誘惑




何か、少し虚しく思ってしまう。だけど、そんな時でも香苗のことを心配してしまう。


「香苗、龍也と結ばれたかなー…」



香苗の本当の気持ちをアイツ、受け止めてくれれば良いんだけど。









「ひ、日向さん…?」


南月くんらしき声がアタシの後ろでする。

南月は、普段バスで学校の行き、帰りをしているはずだから、ここに居るはずがない…



恐る恐る、アタシは後ろを振り返る。


「え…?ど、どうして………って、加月?」




南月くんの声がしたはずなのに、アタシの後ろには何故だか加月が居た。



「よっ^^マネージャー、こんな所で何してんだよ?^^」





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