【短編】チョコレートの誘惑

第★02






━━翌日の学校


午後から仕事だから、午前中だけ授業を受けるつもりで学校に来た。



今の俺は、冴えない南月くんの姿。

いつになれば、本来の俺を表に出すことが出来るのだろう…




「南月ー!!この教科書、次、移動教室だから理科室に運んどいてくれよー…^^」


また、パシリかよ。

南月の姿だと、何かと面倒くさい事ばかりさせられちまう。



これこそ、まさしく…
イジメか?



「あ…うん。分かったよ…」


何て心優しい俺。

っま、本当の姿がバレた時は、絶対にこき使ってやるけどな…^^

痛いめにあわせてやる。





.
< 39 / 60 >

この作品をシェア

pagetop