【短編】チョコレートの誘惑



手渡した後、俺は監督に呼ばれてCM撮りを再開した。


そして、あっという間に9時を向かえ、撮影も終盤に差し掛かっていた。





「加月くん!!」


「あ、はい!!!何でしょう?」



またまた監督からのお呼び出し・・

「なぁ、今日の加月くんのマネージャーさんは、誰なんだね?」


「ま、マネージャーですか?」



ったく、、何だよ。マネージャーの嫌味でも言う気なのか?
言った瞬間殴るけど・・・・ってのは嘘だけど。



「うん。あのマネージャーは良い働きっぷりだったそうだよ。AD達が言っていたんだよ^^」


なんだ、嫌味じゃなくて褒め言葉か・・



「そうなんですか!!んじゃ、俺、ちょっと取りにいきたい物があるので、楽屋に戻ってますね。」


「あ、ああ・・分かったよ。」




取りに行く物なんて無い・・
俺は、褒められた事に対して嬉しさが増して、日向に会いたくなっただけ。






って!!正気か?俺・・・
どうしちまったんだよ。、

まぢで壊れてきてるのかも。




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