【短編】チョコレートの誘惑






━━翌日


あの後、微妙な空気のままで俺は日向を家まで送った。

勿論、会話は無し…


寒い空気と寒い雰囲気で、ダブルパンチだった。



そして、今日も俺は日向を目で追ってしまう。


俺と日向の机の距離は、そう遠くなくて、話し声は結構聞こえる距離に居る。

勿論のごとく、希望でこの席になった訳じゃない。



くじ引きで、たまたま当たった場所がここだった訳。




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