【短編】チョコレートの誘惑
「え…。?は、離してよ!!あなた、変態ですか?」
「……。」
「んじゃ、変人ですか?」
「お前なー…勝手に人を変態やら、変人呼ばわりしてんなよ。」
「じゃ、あなたは何者?」
すると、ずっとかけていたサングラスを少しずらし、アタシの目をジッと見つめながら答えた。
「薩南 加月(サツナ カヅキ)。」
「…え。あのモ、モデルの?!」
そう聞き返すと、加月はゆっくりと頷いた。
それに、まさかこんな所で有名モデルに出会えるなんて、思いもしなかった…
.