スピカ
「何か、りょうって強引なんだね」

「あいつは一直線なだけ、周りが見えなくなるの」

ひろとが諦めぎみに言ってくれた

「素直でいいことだね」

さっきまで呆れてた私も何だか許せる気になった

私は素直にそう言う子が好きだから…

「さて、行きたいところある?」

「う~ん、喉乾いたかな」
「じゃ、あそこのベンチでゆっくりしよっか」

「そうだね」

必然的に二人になったからゆっくりとする事を決めた
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