キミトナ【番外編】
「ここだ。」
優輝はドアを開けた。
すげー!なんだこの部屋!!本だらけじゃねーか!!
「春沢の図書室。半分は会社関係ので後の半分は俺とか家族の」
「あっ、兄さんお帰り」
部屋の中心に机が置いてあり、そこに男の子が座っている。
優輝に似てるな?今さっき言ってた優一って子か?
「また、俺の本を勝手に!」
「自分の本読み飽きた」
可愛げがないガキだな…
「後のおっさん誰?」
「拾ってきた」
また同じ風に紹介されたし
優輝がこっちを振り向いた。
「これ俺の弟の優一。」
「よろしく、藤本昇太だ」
「ふーん、よろしく」
「優一、昇太に中学の勉強教えてあげて」
はぁ!?こいつどうみても小学1年じゃん!!
「わかった」
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