キミトナ【番外編】
「あっ!いいこと思いついたわ!」

と樹の母が声をあげた。
「何急に?」

 樹の母はクスっと笑うと…



「生まれた子どもを将来結婚させない?」



「「えっ?!」」


「まって、奇数だから無理よ?あとまだ、子供の性別わからないわ。」

と俺の母。

「大丈夫。もし生まれた子たちが3人とも同じ性別だったら親友に、男の子が2人で女の子が1人だったら、女の子に将来選ばせる。男の子1人女の子2人だったらその反対。」

と樹の母が説明した。

「面白そうね…」

と雪音の母。

「でも、別に好きな子ができたらどうするの?」
と俺の母。

「その時はその時よ。自由にしてもいいわ。」

「ならいいわ。そうしましょ!」

「中学生ぐらいになったら選ばせましょ?」


母親たちは勝手に約束をした。
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