キミトナ【番外編】
樹side


「社長!」

俺は医療関係の会社を作り、忙しい毎日を送っている。どうしてアメリカに作ったかというと、日本でするよりスリリングがあって楽しいじゃん!って軽い気持ちで作った。

最初は叔父の病院の経営の手伝いしてたけど、詰まんなくて思いつきで始めた。

もちろん俺が社長。

雪音には可哀想なことをしたと思っている。でも、そのうちこっちに呼ぶつもりだ。



秘書から数枚の書類を貰った。

「あと5分で会議が始まりますよ。そろそろ会議室に」

「わかってる。」

秘書にせかされ、社長室を出た。

今朝、雪音がいきなり現れたのには驚いた。よく雅兄さんが許したもんだ。今雪音がアシスタントに入ってより一層売れてるらしい




「では会議を終了します。」

会議室を後にして社長室に戻った。

「社長、6時から会食があります。お忘れなく。」

そう言って秘書が出て行こうとした。

6時から会食?そんな予定あったっけ?雪音きてるしな…

「待て!その会食誰と?」

「OO病院の医院長夫妻ですよ。」

一番大手だな…

「もう一席増やすてくれないか?俺の恋人連れて行くから」

「わかりました。」

秘書が出て行って、雪音に電話をした。数秒で雪音が出た。


「もしもし?」

「雪音。夕方迎えに行くから、綺麗な格好して待ってて。夕食に連れて行くから。」

「えっ?」

雪音の驚いた声を上げた。何か不満でもあるのかな?

コンコンとノックの音がした。

「雪音、そう言うことだから。悪い詳しいことは後で話すよ。」

そう言いい、一方的に電話を切った。


「社長、優一さまがお見えです。」

優一が?そう言えば、仕事の帰りによるって言ってたな

「わかった。そうしてくれ」

「はい、どうぞ」



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