らぶれたあ




5分位たったと思う。






やっと



宇佐希が口を開いた。






『………桜。』







急な宇佐希の視線に
桜は焦りを隠せなかった。





『な、な、何っ!?』







『…俺の事、どう思ってる?』






桜は固まった。






だって、



好きだって言えるチャンスが



やっと来たんだもん。












……―だけど



桜は迷ってた。








言ってしまえば、






この関係も


終わってしまうかもしれない。








桜は使用不能な脳を



めいっぱい働かせた。







『……宇佐希、』









桜が宇佐希の顔を見ると

真っ赤な顔の宇佐希がいた。








『……今の、冗談。』









宇佐希はひょいっと

桜の上からのいて、



ベットに寝転んだ。








『冗談だからね。』






何度も宇佐希が言った。







宇佐希も


私と同じ気持ちなのかな。






だったら………



『…宇佐希。』






宇佐希が桜を見た。




桜は先のことなんて
どうでもいいと思ってた。


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