マーブル
第19章 戦いの日々
【凛SIDE】
その頃凛は……春樹の紹介で働き始めた店の2階の窓からぼーっと外を眺めていた。
春樹に会った次の日。体が思うように動かなくて、それでもなんとかお店に辿り着いた時、蒼白な顔をしていたマスター。
「凛ちゃん……何か聞いてる?」
「春樹からですか? 昨日から連絡取れなくって。忙しいのかな?」
そんな会話をしていた所までは覚えているんだけど。
そのままフラフラと倒れてしまって……それからずっとここにいる。
なんだか私……おかしいみたいなんだ。