残された『0』【短編】


男は慌てて車から出た。



ところがそこには誰もおらず



あったのは少し古びたメガネ。



男は不思議とそのメガネに惹かれ



自然と手にとってかけてみた。



しかしなんの変化もない。



とりあえずメガネをかけたまま会社へ行くことにした。


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