俺様王子
すっごくモヤモヤする。


この場所から逃げたい。


この場所から逃げようとしたとき誰かが私の手を掴んだ。


パシッ


「どこ行くわけ?桜の席こっちだけど…。」


振り向くと啓貴が私の腕を掴んでいた。


「えっ…?」


「もうすぐでチャイム鳴るし…じゃあね…木原」


啓貴はそう言うと私の腕をおもいっきり引っ張った。


「わぁっ!!」



ドスっ!!


啓貴はおもいっきり椅子に座った。


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