俺様王子
ドキッ!!


啓貴の笑顔にドキッっとする。



何ドキッっとしてるの〜〜!!



「桜!!」



「あっ…えっ!!あっそこのスポンジに洗剤を付けてお風呂の中を洗うんだよ!!」


啓貴に分かりやすいように指を差しながら説明する。


「あぁ〜…なるほど…。」



そう言って真剣に洗い始めた。



やる時はやるんだ……。



顔が熱いことに気づきお風呂場から出る。




あぁ〜…もぉ!!なんであいつになんかドキドキしてるのよ〜〜!!



顔を手で隠しながらキッチンのスミに座り込む。



すると上から声がした。



「桜?何してんだよ…。」



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