俺様王子
「あっこれ?これは…私の宝物なの。」


写真立てを自分の胸に抱きしめて啓貴に話す。


大事な大事な宝物。



気のせいか啓貴が優しく笑ったように見えた。


「そんなに大切なものなのか?」



「まぁ…ね。約束があるから。」


私は写真を見ながら口下が緩む事が分かった。



私の大事な約束。



「だからいっつも写真を見てたのかよ。」



「えへへ//まぁ…ね。」




◆◇◆◇啓貴◆◇◆◇

沈黙の中黙々と明日の旅行の準備をしている。
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