俺様王子
それから沖縄につき啓貴を無理矢理起こしてバスに乗り変えた。



バスの中ではクラスメイトが騒ぎまくっていてそのお陰で隣にいる啓貴は寝起きのせいで凄く機嫌が悪くなっている。




どうしよ〜〜〜!!
啓貴の機嫌が悪い〜〜〜!!!



あっ!!
そうだ!!


自分の鞄からあるモノを出しとる。



「啓貴!!これっ!!……いる?」


そうして啓貴に差し出したのは林檎味の飴玉。



啓貴はびっくりしたような顔でこっちを見ている。


「どうかしたの……?」


「それ……俺が好きな味。」
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