俺様王子
「ん〜〜〜〜!!!着いたぁ〜〜〜!!」



船から降りると大きな声をあげながら背伸びをする。


バシッ

すると頭から鈍い音がした。

「いったぁ〜〜〜!!」

見上げると啓貴がいた。


「何するのよ!バカ啓貴!!」



「声がでかいんだよ。」


「それでもいちいち叩かなくてもいいでしょ!?」



すると啓貴は鼻で笑って私を見下ろして来た。



「桜の頭を叩くとバカが治るかも知れないだろ。」


ピキッ
頭の中の何かがキレた。



「バカ啓貴〜〜〜〜!!!」

そう啓貴に言うと走って沙良の所へ行った。



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