俺様王子
廊下を探して回っていると愛がいた。


「あい〜〜〜!」



「あっ桜ちゃん」


「ねぇ!私のパスカード知らない?」


愛に言うと愛は何かを差し出した。


「もしかしてこれ?」


愛が持っていたのは私のパスカード。


「あっそれ!良かったぁ〜〜…。」


「それ大事なものなの?」


「うん!私の宝物なんだ!!」


「ふーん……。」


ん?
なんか今愛が変だったような……

気のせいだよね!


「あっもう帰らなきゃ!見つけてくれてありがとう!じゃあまた明日ね!」


「うん。バイバイ。」


パスカードをしっかり握り絞めて部屋に戻った。
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